トビタテ留学ジャパン 留学開始十一日目
ドラゴンボートレース当日
オリエンテーション二日目がもうほぼ体育祭と同じ感じになってる、シンガポール。
入学二日目でボート漕ぐなんて思ってもいませんでした。
コースTシャツを受け取り、レースに備えます。コースカラーは紫色です。私の所属する学校は5コースあるみたいで、私のコースはエンジン(Engineering)と呼ばれています。工学系のコースですね。
ドラゴンボートの説明会にずっと参加していたのでクラスメイトと話をしたのはほんの少しでしたが、みんなでTシャツのサイズを考えてくれていたようです。いい人たち。
ドラゴンボートレースまでずっと別室で待機していました。
音楽がガンガンでかかっていたので楽しかったです。ドラゴンボート(以下DB)の新入生たちとはよくお話をできて、マレー語や中国語も教えてもらっていました。シンガポールの人は大体2か国語話せるらしく、それってすごいね!ってべた褒めしていると君も話せるじゃんってほとんどの人に言われました。うれしいけど、驕らずに頑張らねば。
時間が経ち、レースの時間になりました。レース会場まで入場行進があるらしく。いわれるがまま3列になって進むとエンジンコースの人が長い廊下に整列してコースの応援歌を歌っているんですよ!なかなかに興奮。写真がないのが残念…。
そして、ライフジャケットを着て、ボートに乗り込みました。人生初の手漕ぎボート。不安定で水面が近い。みんなが緊張しているのがわかるし、自分自身とても緊張していました。
ここでもまた1人在学生が混じっていました。彼は新入生からボスやダディなどと呼ばれていました。レース前に鼓舞をしてくれました。「これからすごくつらい時間が始まるが、あきらめるな漕ぐのをやめるなまっすぐ前だけ見てろ」
体育会系はどこに行っても変わりませんね。
練習はすべて地上で行っていたため湖で漕ぐのは初めてでした。漕いで気づいたのは1漕ぎで進む勢いがすごいということ。自分以外に何人も乗っていて、全員が全力で漕ぐから前のほうは少し浮くくらい勢いがついていました。
ボスが言っていた通りレース中は腕が死ぬほどつらかったですがみんなで掛け声をかけながらひたすら漕ぐとぶっちぎりで1位になっていました。
最高に楽しい時間で久しぶりに興奮しました。熱い時間だった。
最後に感じた不平不満は主張する精神
それはレースが終わり、コースで記念写真を撮るために生徒全員が集まった時のこと。
新入生はみんな集まっている中、写真撮影は一向に始まらない…。こういう時って日本人の学生であれば不満を感じながらも黙って待っていますよね?しかしここは日本じゃない。初めての経験をしました。新入生の一部から「Why are we waiting」のコールが起こったのです。
これってこの場では少々不適切かもしれませんが、場合によってはいい精神であると思います。自分の考えをしっかり伝えることができるというのは非常に大事なプレゼン能力です。
改めて海外を経験することができてよかったと感じる場面でした。